GODIANA(ゴディアナ)|「自分と向き合う時間」にフォーカスした碁

GODIANA(ゴディアナ)とは

「自分と向き合う時間」に
フォーカスした“碁”

1917年創業の宮崎県の黒木碁石店は、
多くの棋士に愛される
碁石を製作してきました。
新たな挑戦として、
囲碁を行う時間を「遊びや勝負の時間」
としてではなく、「自分と向き合う時間」
ということにフォーカスして
プロダクト製作をしたのが、
今回の「GODIANA(ゴディアナ)」です。

海外の囲碁を指す「GO(ご)」と、サンスクリット語で「禅」を意味する「DHYANA(ディアーナ)」から、「GODIANA(ゴディアナ)」という名前をつけました。今回は禅の思想である「日日是好日」をもじった、「日々是碁日」を合言葉にしています。「常に碁を打っている今この時が大切」という意味です。
黒木碁石店は、【碁石を使うのは人であり、人は石と対話をする。そのため、石は天然の素材であると同時に、人の手によって作られる必要がある】という基本思想を大事にしています。

はまぐり碁石の指触りや、高級碁盤材料である榧碁盤に打ち付ける碁石の音へのこだわり、使用した後のメンテナンスの時間すらも、1人で自分に向き合う時間として捻出するために入れ込みました。
忙しい現代人が自分と向き合う時間というのは限られています。今回のセットは焚き火時間や、書斎でのひとり時間に手軽に持ち運びができつつ、お手入れもしっかりできるコンパクトなセットになっております。本格素材を使用しているため、良いプロダクトを長く大切に使う方へのプレゼントとしても活躍します。また、新しい趣味を探されている方にもおすすめです。

自分と向き合う時間に特化した囲碁セット

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GODIANA(ゴディアナ)とは

自分と向き合う時間に特化した囲碁セット

囲碁は基本2人で競い合うものですが、今回のプロダクトは1人で棋譜(きふ)を並べながら、碁石の音や碁盤の手触りを感じつつ、自分の思考を巡り合わせることに特化している碁のセットです。今回のプロダクトで、囲碁と初めて触れ合うという方もいらっしゃるかと思いますので、日本棋院が出版している「大人のためのらくらく囲碁入門」のような書籍をご購入することをおすすめします。

商品の特徴①
形状・持ち運びのしやすさ

1人で自分と向き合う時間というのは人によって様々です。自室の人もいれば、自然の中という方もいます。その自分の時間に合わせて今回大きさにこだわりました。どこでも持ち運びができるように、総重量も約750gと「コンパクトさ」を追求しました。GODIANAのクラフト囲碁袋に、囲碁に必要な碁盤、碁石を詰め込めるようにしています。

碁盤は5路盤(5目×5目=25目) を使用しているため、どこでも使用することができます。碁盤と碁石を入れる木箱もオリジナルで製作をし、宝石箱のように綺麗に収まるように設計しているため、移動で持ち運びをする際も傷がつきにくくしております。コンパクトな専用たたみマットもついているため、碁盤を傷つけることなく使用が可能です。

商品の特徴②
素材へのこだわり

碁石のこだわり

碁石は、黒木碁石店の熟練のはまぐり碁石職人が手掛けた碁石です。円柱状の碁石原料を一粒一粒職人が削り出しで製造し、完成までの工程は合計24工程を経ます。はまぐりの縞目が高品質の証です。

打ちやすさにもこだわり、何十種類以上もサイズがある碁石の中でも一番打ちやすいと言われている、約1cmの厚みの厳選はまぐり白碁石・那智黒碁石の34号を使用しています。

盤のこだわり

木目・色味が美しく、手触り・打ち味・音・木の香りが最高級の碁盤材料である榧(かや)の材料を使っています。通常、新カヤ、イチョウ、ヒバなどが使われますが、今回は素材にもこだわりました。
厚みも約3㎝ほどにして、コンパクトさと、重厚感があり、碁石の打ち味も良い碁盤にこだわりました。

盤上の目盛りは印刷ではなく、職人が本漆で盤上の線を1本1本仕上げる「太刀盛(たちもり)」仕上げの本格仕様なので、目盛りの線を手で撫でていただくと1本1本の線が盛り上がっていることが分かります。

商品の特徴③
メンテナンス

これまで多くのお客様より「どのように手入れしたら良いですか?」や「大切にしたいので、専用のお手入れセットがあると嬉しい」というお声を頂いてきました。また、今回初めて碁石に触れるという方も多くいらっしゃると思います。

碁石のお手入れ方法については、これまでホームーページ等で簡単に触れておりましたが、今回は碁石の専門店である黒木碁石店の選別士が監修して作ったお手入れセットを同封しております。これまで以上に碁石を大切に使っていただこうと思い、材質やサイズ、使用感を何度も試行錯誤しながら設計しました。

革製品を愛でるように、碁石も正しく手入れをすると、なお一層美しく輝きを放ちます。職人が精魂込めて作った碁石や碁盤を長きにわたり愛着を持って大切に使って頂くことが、私たちの何よりの喜びです。

商品の詳細情報

同梱物

自分と向き合う時間に特化した囲碁セット

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作り手について

引き継がれる創業からの思い

黒木碁石店は、1917年(大正6年)、創業者である黒木宗次郎により産声を上げ、創業者の理念を元に二代目となる黒木一士(かずし)によって、現在の黒木碁石店の基本思想が形作られました。
“碁石を使うのは人であり、人は石と対話をする。そのため、石は天然の素材であると同時に、人の手によって作られる必要がある”

この基本思想は、今も黒木碁石店に受け継がれ、機械化の進む現代においてもおよそ3ヶ月、24段階にも及ぶ工程の中、一粒一粒全ての職人が必ず一度は手に触れ、目で見て、対話をし、打ち手の意思を伝える石へと仕上げていきます。

囲碁の文化が世の中にあり続ける限り、
私たちの“ものづくり”に対する
思想は変わらないと考えます。

資源・原料供給の課題

大量生産で作れば売れる時代には、碁石原料の供給業者は複数社ありましたが、現在では白碁石、黒碁石ともに1社ずつしかありません。人出不足や需要の減少で年々、白碁石・黒碁石ともに原料の供給事情は厳しさを増し、いつ供給が止まっても不思議ではない状況の中で、私たち製造者と原料供給者様は互いに支え合いながら碁石の伝統を繋いでいるというのが実情です。

次世代の担い手の課題

はまぐり碁石職人は、引退した方も含め、日本で7名ほどしかいません。次世代にはまぐり碁石の伝統や技術を承継していくためには、新しい囲碁のファン層を増やし、囲碁人口を増やすことで、囲碁文化や囲碁の道具への理解を深めていただき、少しずつでも需要を高めていく必要があると考えています。

また、囲碁の道具である棋具(きぐ)は、
碁石だけではなく、
碁盤(囲碁を打つ盤)、
碁笥(ごけ:碁石を入れる容器)など、
多くの職人の伝統技で作られた数々の道具で
支えられています。
これらのどれか一つでも供給が止まると、
囲碁の道具文化がもう元に戻せない
ところまで行く可能性が高く、
私たちの業界は大きな岐路に立たされている
という強い危機感を持っています。

GODIANA(ゴディアナ)に
かける想い

なぜ、囲碁セットを作ったの?

2022年10月31日に発行された「レジャー白書2022」(日本生産性本部・編集発行)によると、2021年日本の囲碁人口は、150万人に減少しました。同白書によると、約10年前の2012年の囲碁人口は400万人で、この10年で遊戯人口は半分以下となり、囲碁離れが深刻な状況になっています。

また、囲碁人口の3割以上が70歳代と高齢化も進んでおり、若年層への囲碁普及が大きな課題となっております。さらに、2020年からのコロナ禍で非対面を余儀なくされたことで、対面の一対一で囲碁を打つ機会も激減したことも囲碁離れを加速させていると考えられます。

そのような中で、この3年間はコロナ前に比べ30%以上売上が減少しました。当社に限らず囲碁の道具を作る全国の職人や製造会社も大変厳しい販売状況にさらされることになりました。

そこで、「私たちにできること」を考えた時に、当社も微力ながら囲碁人口を増やしていくためのチャレンジをしていく必要があると考えました。また、将棋と比べて「取っつきにくい」「難しそう」というイメージを少しでも払しょくして、囲碁の世界に触れたことのない20代~50代の若い世代の方々が囲碁に触れるきっかけとして、「GODIANA」を企画しようと考えました。

自分と向き合う時間に特化した囲碁セット

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