蛤碁石は磨き終えたものを選定します。
選別の基準となるのは、『形』『色』『キズ』です。『形』は理想の形である“マスターストーン”に批准しているかどうかで判断され、『色』はきれいな“白”であるかどうか、『キズ』はその有無で判断されます。(この時点でできあがった碁石の内、2割程度が不合格となります。)


蛤碁石は磨き終えたものを選定します。
選別の基準となるのは、『形』『色』『キズ』です。『形』は理想の形である“マスターストーン”に批准しているかどうかで判断され、『色』はきれいな“白”であるかどうか、『キズ』はその有無で判断されます。(この時点でできあがった碁石の内、2割程度が不合格となります。)
縞目の間隔がとても細かく、少なくとも全体の8割程度はきれいに入っているもの。

蛤特有の縞目がきめ細やかに通ります。
雪印最大の特徴は、孤高を誇る白さと、繊細で流麗な縞目が通ることにあります。
又、その形状は、縞目の美しさを最大限に引き出し、違和感無く手になじむ均等の取れた自然な丸み。そして盤上でのゆれが程よく止まる洗練された安定感。と、まさに使う人の心を捉える芸術性と実用性を充分に兼ね備えています。
(総生産量の約1割程度産出)

縞目の間隔は雪印と比べて少し荒くなり、少なくとも全体の7割程度はきれいに入っているもの。

蛤特有の縞目が、やや間隔をあけて色淡く通ります。月印最大の特徴は、白い石肌と縞目のコントラストにあります。
“勝負”へのこだわりを表しているかのようです。
(総生産量の約3割程度算出)

縞目の間隔はとても広く、縞目の数は多くても7、8本程度。また、雪印、月印のような縞目でも、半分以下ならば実用品に分類されます。

蛤特有の縞目が、広い間隔で通ります。はまぐり碁石の特徴である滑らかな手触りと、安定感のある自然な丸味を最大限に引き出しています。
(総生産量の約4割程度算出)


キズ、穴、ひび割れのある碁石は、指に違和感を覚え、見た目にもあまり美しいものではありません。そのため、キズの判別は、細心の注意を払いながらの作業の一つとなります。
技術の進歩した現在においても、一つ一つ選別士の目によって黒木碁石店の「マスターストーン」に批准しているか判別されます。
黒木碁石店では、蛤の素材を生かしながら、滑らかな手触りと最高級の輝き、どちらも欠けることなく最大限に引き出してこそ本物の蛤碁石に生まれ変わるものと考えます。そしてその輝きは“樽磨き”によって勝負が決まります。
“樽磨き”では、粉の溶ける時間や石の磨れ合う具合など、微妙な違いが仕上がり方に大きく影響してきますが、日々の天候・水温・石の量は毎日同じという訳にはいきません。しかしどのような場合においても、毎回変わることなく最高の状態に仕上げるためには、その時々の条件にあった作業が必要となります。
黒木碁石店の“樽磨き”では、電動で樽を回転させる以外は、全て手で触れ、目で見て、耳で聞き、まさに人の手によって行われます。長年培われてきた技が、細かな調整や様々な条件に対しても、敏感かつ正確に対処することができます。そして創業以来“より良い蛤碁石を”という追求は、今現在、そしてこの先もなお、止むことはありません。
長年の職人技と、追及の精神が、手触り、輝き、そして最高級の仕上がりを生み出し、黒木碁石店の碁石として世に送り出されます。

【関連項目】
