株式会社黒木碁石店
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第14話 欧州で碁を教えながら色々なお国柄を体感しています。

今回はビザを通じて3つの国の対応をお伝えします。

2004年9月から私はスイスを拠点に囲碁普及をしていました。

その時は『滞在許可』は下りたのですが、『労働許可』は下りませんでした。それは、碁を教えても良いけれど、そこで収入を得てはいけないと言うことです。

2007年3月から1年間、欧州選手権戦を手伝うことも考えオーストリアに移りました。その時、文化庁の『文化交流使』というお墨付きがあったので多くの方々のアドバイスは『当然、滞在ビザは降りる』だったので心配せずにスイスの滞在ビザを放棄して移りました。

ところが、滞在中に2度も法律が変わり、滞在ビザは絶対降りないことが1年後に判明したのです。

これには、困りました。数年の計画でウイーンを拠点に囲碁普及の計画を立てていたからです。

それでも、ビザが下りないと判明してからは公の立場でそれ以上滞在できません。

そして、捨てる神あれば、拾う神あり!

ウイーンを出なければならないと判ってから、どこを拠点にしたらよいのかと考えているうちに10年前に開設したパリ日本文化会館の囲碁講座が気になり始めていました。

そして、調べたら2008年7月からサルコジ大統領が新しく作った枠のビザに特殊技能者の為のビザに文化交流使が該当することがわかりました。

今度は正真正銘の労働許可ビザが下りました。今度は碁を教えることを生業のしてもいいわけです。さすが文化優先の国です。

それにしても欧州では生存競争がない『囲碁プロ棋士』の立場が同じユーロ圏の中でも、随分と取り扱われ方が違うものです。

さて、せっかく頂いた貴重なビザをどのように活かしたものでしょうか・・・。

09/02/03


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